長女が生まれた日のことを絵本に

13年前、第一子となる長女が生まれました。

妊娠していた時、長女が誕生するまで、その瞬間の出来事を絵本にして本人にプレゼントしたという話です。


絵本を作るきっかけ

長女が3歳の時に弟が生まれました。

弟の誕生で周りの大人が生まれたばかりの赤ちゃんに夢中になる中、彼女が反抗期を迎えました。

駄々こねる娘に彼女が生まれた時のことを絵本にして贈ろうと作ったのがこの絵本です。

10ページほどの小さな絵本。手作り感満載です。

題名) 〜ちゃん おぼえてる? 内容

(娘の名)ちゃん おぼえてる?
〜ちゃん おぼえてる? ママのおなかのなかに いたときのこと いっしょに おさんぽ したんだよ

〜ちゃん きこえてた? ママは いつも うたっていたんだよ
おりこう おりこう 〜ちゃん
かわいい かわいい 〜ちゃん
やさしい やさしい 〜ちゃん
〜ちゃんも みえてたの? ゆうやけぞらに おおきなおおきな りゅうのくも
りゅうのくもが 『げんきなあかちゃんがでてくるよ』っていってるみたいで
ママはとってもうれしかったのよ

あるひのよる ママのおまたから おみずが でてきて びっくりしたの
いそいで おいしゃさんのところへいったら
『もうすぐ あかちゃんがうまれるよ』 とおしえてくれたよ

びょういんのベッドで ねていたら だんだん だんだん おなかがいたくなったのよ
だけど ママは うれしかったの もうすぐ 〜ちゃんにあえるなーと おもったから
〜ちゃんは いたかった?

パパは おなじころ あたまが すごく いたく なったんだって あとから おしえてくれたのよ

おいしゃさんが 『がんばって!』と おてつだいをしてくれて
〜ちゃんは 2009年9がつ20かのあさ うまれてきました
うまれたとき 『おんぎゃあ おんぎゃあ』と げんきに ないたのよ

でも ママがだっこしたら すぐに なきやんだよ
そして ママが〜ちゃんに『こんにちは』って いったのよ
〜ちゃん おぼえてる?

それから たくさんの ひとが 〜ちゃんに あいにきて くれました。
パパはシンガポールから にほんに ひこうきにのって 〜ちゃんに あいにきたよ
みんな とっても ちいさくて かわいい 〜ちゃんを すぐに だいすきに なったのよ

あかちゃんだった 〜ちゃん いまでは おおきい おねえちゃん
ママはときどき おこるけど いつでも どこでも おぼえていてね
ママは 〜ちゃんが だいすきだって
いっぱい わらって いっぱい ないて もっと おおきく おおきく なーれ
〜ちゃんへ ママより

娘に初めてこの絵本を読んだとき

弟が生まれたばかりで赤ちゃん返りしていた娘。

駄々をこねることがたくさんありました。弟ばっかりみんな、可愛がって!!

大人はそんなつもりは全くないけれど、3歳になったばかりの娘には自分に注目が集まらないことが頭にきていたんでしょう。

トイレにこもってブツブツ文句を言っているなんてこともありました。

彼女が生まれた時も同じように皆があなたに注目して可愛がってくれたんだよ言うことをわかりやすく伝えたかった。出来上がった絵本を読み聞かせました。

うん、覚えてる!覚えてる!』と娘。(うっそ〜と思ったけどそれは言わない)

自分も同じようにみんなが誕生を喜んでくれたんだという事を知った娘は、その後少しお姉さんになった気がしました。

そして、時折この絵本を引っ張り出して『読んで』とせがみました。

数年経って読み返した娘の涙

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