子どもの心身のバランスの成長にお手玉(ジャグリング)が有効的であるってご存知でしたか。
息子の学校で知ったことですが、5年生くらいになると、それまでぴょんぴょん飛び跳ねるような身体の活発なエネルギー中心だったものが落ち着いてきて、頭部が発達し論理的、因果関係も意識する思考を持つようになるそうです。
身体は成長して手足がヒョロリと伸び、身体と頭部(目覚めた脳)のバランスが逆転しだす時期に、そのバランスを整えるのにジャグリングが効果的なのだと!
ヘェ〜!という驚きと、知れば納得のジャグリング効果をシェアしたいと思います。
リズム感を身につける
お手玉は一定のリズムで行う遊びです。
このリズムが呼吸を整え、規則正しいリズム感を身体が覚えていくことに繋がります。
バランス感覚を養う
お手玉は自分で投げて、自分でキャッチするということを繰り返す単純な遊びですが、2つ、3つと複数のお手玉を使うことは容易ではありません。
投げ方の強弱や位置を自分で調整しながら、繰り返し行うことでバランス感覚が身についていきます。
頭部で体をコントロールする感覚です。
集中力を身につける
最初は両手で2つ、その後片手で2つ、両手で3つと難易度を上げながら挑戦をしていくことは自分との闘い! 他人と比べるのでなく、自分自身でお手玉と向き合う時間は集中力なくてはなかなか難しいでしょう。
簡単な動きから始めて、できた成功体験を味わえるお手玉は、集中力を培う至適な遊びの一つだと言えます。
一定のリズム感、集中力を身につける遊びは、子どもの成長段階において心身のバランスを整える効果があると考えると、けん玉や縄跳びなども同じような効果があるのではないでしょうか。
昔ながらの遊びが子どもたちのバランス感覚を養うのに一役かっていたんですね。
実は、そんな効果があるとは知らずお手玉が得意な私(普通の公立小学校に通ったけど、まさに5年生の頃にお手玉がクラスに置いてあったんです!その時に覚えたもの)
息子の学校の先生に頼まれてお手玉を指導しました。ちょっとしたコツをこしえてあげると子どもたち、上手にできるようになりましたよ。
お手玉のコツ
子どもたちに指導した時に伝えたコツはいくつかの単純なことでした。
同じ位置に投げる
同じ位置に投げれば同じ場所に落ちてくるわけで、、、。最初は、同じ力で同じ位置に投げる練習をしてみるよう声をかけました。お手玉、まずは一つを片手で投げ、もう片方で取る練習をしてみましょう。
手元は見ない
同じ位置に投げることに集中できれば、落ちてくる場所の感覚が掴めてくるので、受け取る手を見る必要がなくなります。感覚でお手玉がキャッチできるように手元は見ずに練習してみましょう。
受け取った玉を投げる手に渡す(お手玉2つ)
お手玉二つを両手で練習する時に、最初は焦ってキャッチしたお手玉を、もう片方の手に放ってしまう子がいました。この場合に焦らず、もう片方の手に渡すつもりで『投げない』ことを伝えました。
余談になるかもしれませんが、広島県安芸高田市の石丸市長さん、若きリーダーシップで話題になっていますが、この方は大道芸人になるか就職するかと迷うくらいジャグリングがお得意なんです。
この市長さんの言動やジャグリング捌きを見ると心身のバランス感覚がまさに身についておられるお手本ではなかろうかと思わずにはいられません。
お手玉チャレンジ表
お手玉チャレンジ表を作ってみました。ゴールまで行けたらお手玉マスター!
大人が挑戦しても楽しいお手玉、お子さんとチャレンジしてみてくださいね。
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