手作りカルタで日本語に親しもう!

マレーシアで子育てをする中で、子どもたちに日本語力を身につけてもらうにはどうしたらいいかと言う思いが常々頭にあります。

日本語は私との日常会話、テレビや動画、漫画などから吸収している子どもたち。ひらがなの読み書きは教えましたが、その後のアウトプットをしてもらいたいと常々思っていました。

そんな中コロナ禍によって2020年3月マレーシアはロックダウンが施行されました。子どもたちと過ごす時間が増えたことで、日本語に親しむ時間を持つチャンス!と子どもたち(当時 娘小5・息子小2)と一緒にカルタ作りをすることにしました。作り方の順序も含め、今回はそのことについての記事です。

カルタを作ろう(裏テーマは五七五で文章を考える)

読み札の文章を考える上で子どもたちに出した条件は一つ

五七五で文章を考える。

昔ながらの日本の言葉のリズムを感覚として知ってもらいたかったのです。

私が考えた例文を一つ与えて、後は自由に考えてもらいました。

読み札の文章を考える

まずは、ひらがな『あ〜ん』までの46枚の読み札の文章を考えることから始めました。

文章ができたひらがなには○をして確認できるように。

ひらがな表にはラミネートをしているので上から何か書いても消すことができます。

娘と息子で手分けしながら二人で考えてもらいました。

子どもたちの文章が出来上がったところで、『てにをは』等の助詞の使い方だけはチェックして、あとはそのまま私が切り取った画用紙に一枚ずつ文章を写して書き、読み札を作りました。

絵札を作る

文章が出来上がったら絵札の制作です。

A4のコピー用紙を8分の1に切ったサイズに描きました。

46枚分の絵を描くのはなかなか大変で数日に分けて少しずつ描き上げました。

ラミネートをしておこう

絵札も読み札も書き終えました。が、ここでもうひと手間加えておきたい。

ラミネートです。(ラミネート機がなくても大丈夫!)

特に絵札は遊ぶ時に、手で叩いたりするため紙のままだとすぐに傷みます。せっかく時間をかけて作ったものなので長く遊べるようにラミネートでカバーします。

市販のラミネートフィルムに絵札を並べます。しかし我が家にはラミネート機はありません。

ここで役に経つのがアイロンです。

ラミネートはアイロンでもできる

我が家では、ラミネートをするときはアイロンを使用しています。

アイロン台は使わず、床に綿の布を敷きフィルムを載せます。その上からまた綿の布をかぶせて中温よりやや低めの温度でゆっくりアイロンをかけていきます。この時、空気を抜くように内から外側へアイロンを当てていくのがコツです。(ラミネートの仕方はまた今度、記事にしたいと思います。)

(※アイロンでラミネートをされる時は自己責任でよろしくお願いします。)

ラミネートが出来たらハサミで切り離します。角の部分は丸みを持たせて切っておいた方が使いやすいです。

完成品

このように仕上がりました。(読み札は厚めの画用紙に文章を書きラミネートはしていません。)

子どもならではも面白い発想。ただ単に文章が思いつかなかったんでしょうね。

ロックダウンの間、幾度となくこのカルタで遊ぶことができました。2年経った今も状態良く残っています。

ピッタリの箱がたまたまありました。

自由に文章は作るには変わりないけど、五七五という縛りを作ったことでユニークな文章が多く生まれた気がします。

今回も最後までお読みいただきありがとうございました。

最後に一句

夏休み 五七五の文 子と作る

まもなくホリデーの子とまた一緒に文を考えてみたいと思います!

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