本田健さんと豪田トモ監督
普段、本田健さんのYouTube動画をよく見ています。
昨晩は、その本田健さんの動画に出演されていたゲストの方に、『あっ!』と思わず声が出そうになりました。
映画監督の豪田トモさんです。
豪田監督と言えば、2010年に公開された『うまれる』というドキュメンタリー映画を撮られた監督です。シリーズ化した映画の総動員数は100万人を越えたそうで、この記録はドキュメンタリー映画では異例のヒットとなっています。
豪田監督は、2002年カナダのVancouver Film School という映画作りを学ぶ学校に通われていました。29歳でサラリーマンを辞めて一念発起、自分の本当にやりたいことを!とカナダに渡ったそうです。
時を同じくバンクーバーにワーキングホリデーで滞在していた私。
当時、バンクーバーで発行されていた日本人向けフリー雑誌に学生だった豪田監督が、『バンクーバー映画留学日記』というエッセイを寄稿されていました。
自分と年齢の近い青年が夢を追い求めてカナダに渡り、チャレンジ奮闘するエッセイを読むのが毎回楽しみだった私。そのエッセイを読んでいるうちに彼のファンになり、学生だった監督が撮影ボランティアを募集している時には、トモさんに会ってみたい!とミーハー気分でエキストラに参加したりしていました。(監督は覚えていないと思うけど!笑)
監督が日本に戻られてからはSNSをフォローして映画監督への道を応援していました。
なので2010年、『うまれる』が公開されたときは、わートモさん、ついに本当に映画を作り上げたんだ!と感動。
そういう経緯があり、本田健さんの動画に監督が出演されているのを見て、あ!っとなったというわけです笑。
『こどもかいぎ』
対談では、豪田監督の7月22日(今日だ!)公開の新作映画『こどもかいぎ』についてお話されていました。
私たち大人は、どのくらい子どもたちに向き合えているでしょうか? 映画『こどもかいぎ』は、子どもたちが「かいぎ」をする保育園を1年間に渡って撮影したドキュメンタリー。 子どもたちの「かいぎ」には、明確な答えも結論もありませんが、全力で話し合い、遊び、泣き、笑い、成長する姿があります。 子どもはそのピュアな眼で何を見て、何を考え、どうやって社会とつながろうとしているのか…。 私たちは目の前のことに振り回されて、普段そんなことに思いを巡らせることはないかもしれません。 しかし、正解のない現代社会で、人とのつながりや対話が一層重要になっている今、子どもたちの目線に立って世界を見ることは、実は社会が抱える様々な課題を解決するヒントになるかもしれない。 映画『こどもかいぎ』公式サイトより
こちらの予告編を見て貰えば、このドキュメンタリーの面白さがもう伝わってきます。
最後の方に出てくる男の子、『地球を全部楽しみたい』ってなんてすごい言葉だろう!
マレーシアでいつか見れるかな!すごく楽しみです。
思い出す子どもの会話
私は、保育園や幼稚園で合わせると10年近く働いていました。なので、この映画に出てくるような子どもの姿が、働いていた当時の子どもたちとの姿と重なります。
子どもたちは遊びもするが、よく喧嘩もする。
多くの保育者は、殴り合いの喧嘩にならない限りは子どもたちの様子をじっと見ているのではないかと思います。
『〜ちゃんが、〜した!』と言いつけにくる子ども。
『そうなんだ、なんでそんなことしただろうねぇ』と一旦言い分を聞き入れる。
すると言いつけた子は、ふっといなくなり、いつの間にか自分達で解決をしていることも多い。
大人はなかなかできない、しがらみなどない自分の素直な気持ちを相手に伝える術を子どもたちは持っているからかな?なんて思います。
保育園で働いていた当時、氷川きよしさんの歌が大ヒットしていました。
一人の男の子が、別の男の子に『一緒に遊ぼう!』と声をかけました。
すると声をかけられた子が
『やだねったら、やだねぇ〜』
と氷川さんのヒット曲(箱根八里の半次郎)で遊びの誘いを断ったのです。
わ、なんて断り方!って様子を見ていたら、断られた男の子が
『やっぱりねぇ、そうだろねぇ』
とまさかの氷川返し!(大井追っかけ音次郎)で、その言葉をすんなり受け入れたんです。
おかしすぎて膝から崩れ落ちました。。。
子どもの世界って本当に面白い。ときどき今もあの子どもたちの空間が懐かしく恋しくなります。
子どものうちからたくさん会議して自分の意見を出し合うこと、それが面白い未来の世界に繋がっていくのかな、そんなふうに思いたいと感じた昨晩の対談動画でした。
最後までお読みいただきありがとうございました!『こどもかいぎ』が多くの人に見られますように〜応援しています!
追記*Twitterでブログをシェアしていたら、豪田監督が覚えてるよ!ってリツートしてくれました。覚えててもらえて嬉しい😆
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