クリスマスが終わり、街は一気にお正月モードの年末ですね。
ここマレーシアではクリスマスが過ぎると1月1日の元旦の存在はほぼスルーされ、中国正月一色となります。街は赤!赤!赤!一色。
2023年の中国正月は1月22日で時期が早いので、中華系の方々は贈り物の準備などに忙しく動いています。
さて子どもたちと過ごす冬休み、ホリデー期間、お家で紙版画なんてどうでしょう?
小学生時代に図工の授業でやったよねぇ。
数年前、その小学生時代の記憶を頼りにマレーシアの子どもたちと紙版画を行いました。
材料は日本と同じようには揃えられないけれど手に入る物で結構できるじゃん!
この時のやり方を少し変えて改良した手順ですが追って紹介します。
紙版画のやり方
準備するもの
画用紙、和紙(習字紙など)、ローラー、柔らかい布、新聞紙など下敷きになるもの、はさみ、のり、赤い絵の具、容器、トレーシングペーパー(クッキングシートで代用出来ます)
*手に入るのであれば、版画用インクやバレンがあれば便利だと思いますが、今回は手に入りやすい道具で進めます。
1下絵を描く
下絵はなるべくシンプルに。。。
2トレーシングペーパーになぞって描き写す
濃い鉛筆(2B以上)で下絵をトレーシングペーパーになぞります。私はトレーシングペーパーがなかったのでクッキングシートを使用しています。(この時はパーツ毎になぞったのですが、下絵によってはそのまま写した方が良いかも。。。理由は後ほどまとめで)
3画用紙に転写する
2のトレーシングペーパーを裏返して画用紙にのせ、上から鉛筆の削っていない方やペンのキャップ部分などで擦るようにして図柄を転写させます。
4パーツを切り取り貼り合わせる
転写したパーツを切り取ります。(細かいパーツを切る時は眉毛切りハサミが便利だったりします。)
のりでパーツを貼り合わせます。
勘の鋭い方なら私が何かやらかしてるって事に気づかれたと思いますが、それは後ほど。
5版画インク(今回は絵の具)をローラーで塗る
容器に赤い絵の具を多めに入れます。私が使ったのはマレーシアならどこにでも売られている大サイズの水彩絵の具です。RM4.50(135円ほど)でした。安い!
使ったローラーはペンキ用のローラーでローカルショップでRM2.40(70円ちょっと)でした。(前回、版画をした際にダイソーでゴムのローラー(壁紙などを貼る際に使う道具)を見つけたので試したのですが、それではうまく塗れませんでした。)
ムラのないようにたっぷりと絵の具をローラーで伸ばします。
6紙に刷る
絵の具を伸ばした版画紙を汚れていない下敷きの方へ移します。絵の具が乾かないうちに素早く丁寧に和紙をかぶせて上から柔らかい布で優しくしっかり擦ります。
ゆっくり丁寧に剥がします。。。。
勘が鋭い方、お分かりですね。
数字逆〜〜〜〜〜!!!
アホーアホー私アホー。
ミスもありましたがこのように完成しました。
7まとめ(失敗と改良)
数字の反転の失敗は、下絵を見ながら版元を作ったのが原因でした。
(文字などが入っている場合は特に)その失敗を避けるためにはトレーシングペーパーに写す際は下絵をそのまま写した方が良いかもしれません。そして画用紙に転写する際にずらしながらパーツ毎になぞっていきます。
下絵のトレーシングペーパーを裏返して、そのラインに合わせて版元を作っていくと刷った時の反転の失敗を避けられます。
刷る紙はやはり和紙(習字紙など)が綺麗!
画用紙(ダイソーのお絵描き帳)に刷ってみたところ色ののりは悪くはなかったのですが、版元の紙がくっつきうっすらと破れてしまいました。
そして画用紙の質にもよるかもしれませんが習字紙の方がやはり綺麗に刷れるなという印象です。
版元の紙は絵の具を塗ると水分を吸って破れやすくなるので刷れて2、3回でした。(強度のある画用紙であれば数回は刷れると思います。)
このような手順で行いましたが、下書きなしで自由に紙を切って貼り付けて作る版画も楽しいと思います!幼稚園くらいのお子さんはそちらの方が楽しめるかもしれません😀。
最後までお読みいただきありがとうございました!
今年の4月にブログを始めて8ヶ月。このブログにお越しくださった皆様に感謝いたします。
皆様良いお年をお迎えください♪
追記*2023年もマレーシアの子どもたちと紙版画をやりました!
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