ユニクロで購入したノースリーブの黒のワンピース。
すっぽりかぶって着心地良く、重宝してたんですがある日やってしまった。
調理台にふりかけていた漂白剤の液体が、お腹の辺りに触れてしまい色落ちしてしまったのです。
気に入っていたのでどうにかならないものか、いっそのこと全体的に漂白するか?とも考えましたが、別の方法を試してリメイクしてみました。
リメイク後のワンピース⏬

こちらが漂白剤で色落ちしてしまったワンピース。。。。

この色落ち部分をカバーするように布を縫い付けてみたんです。
手順を紹介します。
選んだ布地はサテンのような紫色の生地。
ワンピースの生地が伸縮性があるので、選んだ布をバイアス(斜め)にカットしました。布を斜めにカットすると伸縮性がでます。
色落ちした部分をカバーしつつ、バランスをみて布地をまち針で留めます。



まち針で留めた後、ざっくりと仮縫いしました。
細かいジグザグ縫いで、布とワンピースを縫い付けます。細かいジグザグ縫いをすることで布がつっぱらず伸縮の邪魔をしません。

縫い終えたら、さらにその1cm内側も同じようにジグザグ縫いしました。

はみ出た糸屑をカットしてリメイク完成です。

元々の黒ワンピースとは別物に生まれ変わりました。
手軽にできたワンピースの補正。試してみて良かったです!

おとのっ子の呟き。。。
リメイクをする前の晩、この雑誌をペラペラとめくっていました。
2022年6月発行 暮らしの手帖『おしゃれと暮らし』
そこにこんな言葉がありました。


おしゃれ、といえば何か、 さしせまった毎日の暮しとは係りのない、浮いた遊びごととか、 ひまがあってお金があって、というひとたちでなければ出来ないこと のように考えられてはいないでしょうか。 そんな風なおしゃれも、 たしかにこの世の中にはあるかも知れない。 けれども、そんな、 お金さえかければ美しくなれるとか、 ひまがないから、おしゃれが出来ないとか、 毎日の暮しから浮き上ってしまった遊びごとなら、 私たちは、おしゃれのことなど考えることは要らないと思います。 ほんとのおしゃれとは、そんなものではなかった筈です。 まじめに自分の暮しを考えてみるひとなら、 誰だって、もう少し愉しく、もう少し美しく 暮したいと思うに違いありません。 より良いもの、より美しいものを求めるための切ないほどの工夫、 それを私たちは、正しい意味の、おしゃれだと言いたいのです。 それこそ、私たちの明日の世界を作る力だと言いたいのです。 花森安治 『スタイルブック』1946夏 巻頭言
戦後、物のない時代におしゃれ心を失わないでいようよ、という花森さんのメッセージ。
今はその時に比べたら豊かな時代になって、SNSを覗いたらおしゃれで綺麗な人で溢れています。
素敵だな、羨ましいなと思えばその通りでキリがない。
こんな小さなリメイクですが、そこに自分が満足して小さな幸せ感じられるんだから、それもまた良し、と楽しんでいます。
最後までお読みいただきありがとうございました! また遊びに来てくださいね〜!
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