息子の通う学校のバザーの担当となった私。
イベントの目玉となる何かを皆で製作したいと考え思いついたのが鍵あみのティピーでした。
息子の学校では授業の一環としては珍しく編み物を教えてくれます。高学年になるとグラニースクエアという四角形のモチーフ編みを学びます。そこに着目して、それぞれが作ったグラニースクエアを合わせて一つの大きな作品にしたいと考えたのです。

色とりどりのモチーフ編みで作られたティピーはきっと来場者の目を引くだろうし、小さな子どもたちがきっと喜んでくれると思いました。
先生や子どもたちにそのアイデアをシェアして制作に取り掛かりました。その過程を作り方も併せて紹介したいと思います。
設計図を描く

4本の竹の棒を組み合わせたティピーの骨組み(四角錐)を準備します。
1面の三角形の底辺と高さを測って紙に写します。

グラニースクエアのサイズに合わせてこのようにラインを引きました。底辺に近い方が大きめのサイズになり上に行くに従って小さなサイズのものになっています。
この段階ではこの設計図の形に沿ったグラニースクエア(四角)を合わせて行く予定でしたが、作業の段階で設計図にラインを引いた四角モチーフと合わせて作ろうとすると手間ひまがかかるとなり、外側の三角形に合わせることに重点を置き作業を進めて行くことに。
グラニースクエアを繋げて帯状にする

設計図の三角にあわせて段階的にグラニースクエアの帯を作ります。帯にするモチーフはサイズが同じものを繋げます。設計図に引いたラインには拘りすぎずに帯を作っていきます。
帯を繋げ合わせる
帯が出来上がったらそれを繋げ合わせます。子どもたちが作ったグラニースクエアを繋ぎ合わせるのは保護者の協力を得て進めました。

この作業で4枚の2等辺三角形が出来上がります。(1枚は出入り口部分を開いたもの)
三角に出来上がった面を繋ぎ合わせていく
面を中表に併せて細かい波縫いで繋ぎました。広げるとこのように。


出入り口に布を縫い付ける
4面のうち、1面は出入口の部分を開けてグラニースクエアを繋げました。作業時の写真がないので完成した写真のみになりますがこのようになっています。

4枚の布を繋ぎ合わせて骨組みに被せる
4枚を繋ぎ合わせたら畳んだ骨組みの上から被せて骨組みをゆっくり広げます。
ティーピーの頂上にあたる部分は輪にして縫い、その輪に竹の先端を通して固定します。

完成品
完成です。

およそ1ヶ月かけて子どもたちや先生、保護者と一緒に協力して作り上げました。
使用したグラニースクエアの総数は354枚!(当日、ゲストに何枚のモチーフがあるか推測してもらうコンテストも行って盛り上がりました!)
学校への寄付金を募る募金箱を隣においてメモを添えました。
『このティピーに”WOW”って感じた方の募金大歓迎!』
多くの方の賛同を頂きました。


子どもたちと保護者と協力したティピープロジェクト。このティピーのように一つのグラニースクエアは小さな物だとしてもみんなで協力し合えばこんな素敵なものが出来上がるってことを感じてもらえたらいいなぁと思っています。
最後までお読みいただきありがとうございました!また遊びに来てくださいね〜!
バザーでは他にもこんなことをしました↓。
コメント